監査の結果について

こんにちは!施設長の阪本です。

令和4年9月15日に実施されたKids Land まほろばの監査・立入調査の結果が届きました。

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改善を要する事項

≪ 助成関連 ≫ 
1 .開所時間については、(7:00~20:00)を標榜し13時間開所と申請しているが、実際の運営は、ほぼ(7:00~19:30)となっているため、実態に応じた開所時間を検討すること。

≪ 経理関連 ≫
2 .不動産登記簿謄本において、整備費助成金を受けた建物に対して「根抵当権」を設定しているのは不適切なので、早急に児童育成協会と協議すること。

※上記のほか、口頭での指導事項は別紙のとおりです。改善に努めてください。
(口頭指導事項については、改善報告の提出は不要です。)

【口頭指導事項】
1 .児童の給食に関する検食については、食材の硬さ、大きさ、異物などについても確認し、その評価について検食簿に記載すること。
2 .職員の採用時健康診断については、職員1名が未受診であったが、今後、採用時の健診を確実に実施すること。
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との事でした。
監査は運営する保育園として適切な保育が出来ているか、足りない部分については指導頂きより良い保育環境を作る為に必要だと認識しておりますが・・・
この監査・立入調査の結果は「検討すること。」「協議すること。」で文末が締められています。これは改善を要する事項に当たるのか疑問です。
改善を要する場合、検討や協議ではなく、「改善すること。」で締められるべきと思いますが・・・。

あくまでも私の個人的な推測ですが、11時間開所と13時間開所では助成金の額が違う為、標榜としては13時間開所にしておき、
実際は保護者には11時間しか預からないようにして人件費を減らして助成金収入を増やす事を考える保育園があるのかもしれません。
(児童育成協会ホームページに企業主導型保育事業の要綱がありますので助成金の額やルールは全て公になっております。)
ルールとしては違反していないですが、このやり方は信義則に反する事にもなりかねませんし、悪質なものは改善させるべきと思いますが・・・

当園において、13時間保育は皆様にお伝えしておりますし、13時間お預かりしている実績も過去に御座います。
コロナ禍における社会的構造の変化により、20時までの保育を必要とする保護者が少なくなっているのではないかと感じるのです。
スタッフについても20時まで配置している事を監査の際は考慮して頂きたい部分です。

なんにせよ、保育の現場における重大な違反がない事、保育士には常に目の前にいる園児や保護者と向き合ってもらう環境を作る事が重要と考えております。

「改善事項については、改善是正を検討・報告した時の理事会等の議事録の写しや具体的改善内容が分かる資料等の添付を必ずお願いします。」
との事ですので、改めて回答する予定としておりますので、回答についても作成出来ましたらブログにも上げます。

保育園を運営して感じた、制度の限界。現状の保育制度がより子ども主体の保育制度に代わっていくのはいつになるのでしょうか・・
創設されるこども家庭庁に大きな期待を持っております。

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