当園における感染対策について その2

先日、当園における感染対策についてブログで記載させて頂きましたが、状況に応じてマスクの着用・非着用対応を決めている事について改めてお知らせ致します。

”通常のマスクは、かなり粗い粒子、つまり5μ以上の程度であれば、飛沫感染するものをかなり防げますが、ウイルスはナノの大きさですから、ウイルスそのものをこういったマスクを通して防ぐことは難しくなります。むしろより重要なのは、非感染者ではなく、感染者やその疑いのある人のマスクの着用です。例えば、感染者がマスクを持っておらず、せきやくしゃみをする際に手や腕で口を覆ったとしてもその効果は限定的で、しかも、ウイルスを含む飛沫が付着した手で、他の人に「接触感染」を起こすことになります。”

当園では児童のマスク着用について効果は限定的と考えております。また、スタッフのマスク着脱については状況に応じて対応しております。

食事の配膳時・事務室滞在時・ミーティング時・保護者対応時・スタッフ本人が体調不良の場合(この場合、医療機関の受診を勧めております。)においては不織布マスクの着用を義務付けております。

しかし、保育時にはマスクは外しております。理由は以前よりお伝えしている通り、子どもの最善を考えてスタッフ全員と話し合った結果となります。この決定については医療法人嚶鳴会としても大切な一人の子どもを一人の人間として形成する上で重要だと考えております。ただし、頻回の手洗いうがいの徹底を保育中にスタッフ・児童全員行うように決めております。また、保育で使用する物品の消毒も頻回に行っております。

保育園は子どもの全身状態が良好であることが登園基準となります。同じようにスタッフにも毎朝の検温をお願いしている事、体調不良の場合は如来山内科・外科クリニックの発熱外来の受診を勧めております。

登園後・出勤後の体調変化につきましても同じように如来山内科・外科クリニックにて発熱外来を受診するように勧めております。

また、感染発生時において、医療法人が運営するメリットを最大限活用できるよう対応しております。その一つが、PCR検査の対応となります。

当園にて勤務するスタッフは希望する全員が新型コロナウイルスワクチン接種済となります。今後、発熱時等に対応する為、抗原検査キットを当園にて常備する事も予定しております。

当園において改めて陽性者や濃厚接触者が出る事も想定しております。どれだけ感染症対策を行っていても感染する時はしてしまうのです。その際に迷惑をかけたと思ってほしくありません。当園にて働くスタッフにも悪く思わないで欲しいのです。後悔してほしくないので、やるべき感染症対策は徹底的に行っております。

マスク着用・非着用について保護者の皆様や親族がご心配される事も重々理解しております。しかし、保育園全体としてマスクだけではなく、感染症対策を行っております。

繰り返しとなりますが、マスクの着用・非着用については状況に応じて判断し今後も運営してまいります。何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

追伸:ご家族やご親族からのご意見は大変貴重なものと考えております。当園は企業主導型保育園(東海市は管轄外)となります。ご意見御座いましたら、お気軽にご連絡下さい。

参考文献:菊池中央病院「空気感染と飛沫感染」中川義久

施設長 阪本

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