質の高い保育サービス提供に向けて

過日、株式会社ポピンズの主催するウェビナー(ウェブ+セミナーの造語)に参加させて頂きました。
大変貴重なお話を伺えましたので備忘録として。

米国ハーバード大学、スタンフォード大学、英国ナニー養成大学のノーランド・カレッジ、東京大学大学院の著名な専門家が登壇され、「Withコロナで変わる保育のあり方」との事でしたが、今回主催者発表では5000名を超える同時接続者数となっておりました。

第一部のトピックはBLM(Black Live Matter)につながるグローバリズムへの価値観を如何に教養するか、「グローバルコンピテンシー」をテーマに子どもたちから広げるダイバーシティについてでした。第二部のパネルディスカッションでは「Withコロナ」時代の新しい保育について議論を展開しておりました。

今回、3時間のシンポジウムに参加させて頂き、「安全・安心」と一言で表現してもその言葉には多種多様な意味合いが含まれている事を実感しました。公衆衛生上、つまり保育を行う衛生環境面から見た安全・安心。保育を行い、一人一人の成長を育む為の安全・安心。子どもの感じる完全・安心。上げていけばきりがなくなります。多種多様な「安全・安心」は複雑に形成されているんだと感じました。

忘れてはいけないのは「子どもにとっての最善」は何か?答えは難しいですし、一つではないと思います。
でも、ここが一番の原理原則になると私は思います。

保育のICTについて

ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」が進みつつある時代であり、この度の新型コロナウイルス感染症によって良くも悪くもDX化を加速させているのは間違いないと思う。

この変化は段階を経て社会に浸透し大きな影響を及ぼすこととなる。初期の段階ではインフラ、制度、組織、生産方法など従来の社会・経済システムに、AI、IoTなどのICTが導入される。そして次に、社会・経済システムはそれらICTを活用できるように変革される。さらに、ICTの能力を最大限に引き出すことのできる新たな社会・経済システムが誕生することになるだろう。

保育業界全体的に見てもまだまだDXは他業界に比べると遅れている。業務効率を上げるためにやれるところから変化をさせて行く事が大切と思われるが、何か新しい事をやる時に必ず「今のままがいい」変化を望まない勢力がそこに存在する。先行きが見えないので不安になり、人は安定を求める。そして、新しい方法がわからない恐怖がある。本園においても「オンライン保育」を行う事に対し、スタッフと検討を重ねた。推奨した私自身でさえもオンライン保育ってなんだ?となった。子供を愛情いっぱいの環境で一緒に成長し、泣いて、笑って、怒って、寝て、食べてを一緒に繰り返すことでお互いに人として必要な要素を身につける。オンラインで「本当の」保育が出来るわけがない。そう思ってもいた。

オンライン保育はZOOMを利用し、自粛中の保護者と園児を限定し週に3回、30分で行った。YouTubeやInstagramでの配信も検討したが、直接的なコミュニケーションが取れない事を鑑みるとそれはただの広告と感じた。ZOOMでオンライン保育を行った結果、画面越しに見る子ども達は嬉しそうだ。そして、提供しているスタッフも笑顔になる。保護者からの感想も上々だ。でも、これはあくまでも毎日、保育士たちが子ども達と積み重ねてきた信頼や人間関係があるからだろうと思う。そして、当園の保育に対して信頼をして頂いている保護者と本園の関係性もあるかと思う。

つまりは何が言いたいかと言うと、ICTの浸透はあくまでも業務効率の為と考えるべきであり、本当に必要な事、本当に大切なものはそこにはないと思う。以前、園長に保護者とのやり取りがある連絡帳をノートからアプリに切り替えたいと申し出た事がある。その時に園長が笑顔で言っていた一言がある。「自分の子どもの毎日の成長を保育士の先生と一緒にシェア出来る。そして、そのノートは今でも私の宝物であり、時々思い出して読み直すんです。」

データにしてしまえばボタン一つで消せてしまうものより、あえて、時間をかけて手間暇をかけるからこそ大切な事もある事を学んだ。
その時その時の時代の変化に合わせて、その時代に生きる当事者の価値観に併せてICTを浸透させて効率化を図ればいいかと思った。

保育所等における新型コロナウイルスへの対応等に係る情報提供について(通知)

市から新型コロナウイルス感染症に関する通知が山ほど来ているわけですが、県や国の通知等をウェブページにて掲載する事にしたそうです。
愛知県ホームページ(保育関連通知)

情報を公開する事はいい事です。
でも、感染者リストをオープンにしてしまうのは違いますね。

当園におきましても監査結果や指摘事項と改善事項等、情報を公開しております。
情報をオープンにする事が保育の質の担保になると考えております。

自粛のお願い

「保育園に来ないでくれ」という日が来るとは思わなかった。自粛して頂く保護者に伝えたい。「また今度会えるまで、どうか健やかにお過ごし下さい。」不安の中で働く保護者に伝えたい。「あなたの力強いサポートのおかげ様です。有り難う。」

マスクについて

マスク着用は飛沫を防ぐ為に有効的と言われている一方で、正しい使用をしないとウイルスの感染拡大になるとの事。つまりは、使用しているマスクの表面を触ったり、顎に引っ掛けたり、一度外したマスクを付け直したり、食事でテーブルの上に置いたりするとウイルスを広げる可能性も出てくる。

あくまでもマスクを正しく使った場合に意味がある事だと思うが、周りを見てみれば正しく使用出来ている人はほぼいない。

今、社会的にマスクをしなければ悪のような雰囲気が出来ており、「飛沫感染を防ぐ為」の名の下に咳エチケットですと。アメリカのLAでは外出時のマスク着用が義務化されるとか。

コロナ禍で時間が経つと共に感染者は多くなり、日本においても一部地域で緊急事態宣言が出ている。そして今、自覚症状のないままに感染している人もいると。

また、子供達はマスクをつける事が現実的に不可能に近いからこそ一番近い保護者や保育士がマスクをつけるべきとの意見もあり。であれば、3Mに当てはまるであろう保育園での業務は大丈夫なのか?とも思う。

如何に感染拡大を防ぐか、の観点でみれば保育園の利用をしない方が良いに決まってる。しかし、現実問題、社会インフラを背負い、我々の社会構造や生活を保つ為に日々戦う保護者がいる。そして現場で働くスタッフも同じだ。

マスク着用は物として目に見えて簡単だが、我々の戦っている相手はマスクの繊維の網目のサイズよりも小さく肉眼では見えない相手であり、巧妙な方法(飛沫に紛れて)で勢力の拡大を行っている。

先ずはやはり頻回の手洗いうがい。そして室内やおもちゃを消毒して衛生環境を整える。体調管理。距離感は大切。1番は自粛。そして正しいマスク着用。

悩んで悩んでふと思った。そうか。調理室で調理師がマスクをつけるようなレベルまで日常生活でもそこまで来ていると言う事か。いや、医療現場までとは言わずともそこに近いレベルの脅威なんだ。

正直、マスクでこんなにも悩むとは思ってなかった。。

お知らせまでの経緯

27日夜に政府発出の公立学校の臨時休校が出される。翌日10:30頃、保育園が原則開所であり、影響の余波で子育て世代のスタッフが出勤できなくなる事やシフトのやりくりで休園とした場合の助成金の扱い等について管轄や市行政に問い合わせ。

11:26 市行政からの返答と関係施設に事務通知あり。本会での対応を二択まで絞り込み、保護者へのお知らせ複数作成。13:05 方向性を微調整する。17:54と事務連絡あり。

14:30から15:30頃まで保育士を集め、状況説明とプロとしてどうこの局面を乗り越えるか意見交換と決定。園として出来る限りの事をしていく為、保護者へお知らせスタート。

以降、16:36 16:56 17:21 17:26 17:56 21:16に管轄より事務連絡が立て続けに入る。内容は10:30頃から行った質問に対する回答。方向性として裏付け。

29日総理大臣の会見

勝手に想像ですが、27日要請発出すれば朝から電話は鳴り止まない中で、質問が上層部に行き、対応策を考える。原案作成・対策本部で決定→事務連絡まで数時間。その回答は穴があるにせよ末端施設の長が次の決断をする事が出来る程のもの。
そして翌日は土曜日。多くの方が休みの中会見。

サービスか否か

三歳児にもなると、お絵かきや工作など発想が大きく膨らむように、ロジカルな考えを作る基礎にもなるような、遊びの中で大変多くのことを学んで成長しています。さて、当園でも「はさみ」「のり」「クレヨン」「自由画帳」「スモック(保育園で着脱します)」が必要になるクラスが出来ました。
保護者の方々には実費負担と持ち物への「名入れ」をお願いしております。
当初、持ち物への「名入れ」については当園で行うことも検討致しましたが、やはり「名入れ」は保護者とお子様の共通の会話となること、保護者が準備した自分の名前が入っているものに対しての大切に扱う心を育む為にもやはり名入れは保護者の方々にお願いしたく。
サービスとして提供すれば一瞬で終わることですが、「名入れ」をすることにより、深みのある子育てや保育につながると考えました。

サービスはシステムを作ってしまえば良いですが、本当に大切なことを大切にしていきたいと施設長と園長の間で結論が出ました。
ご理解のほどよろしくお願い致します。

一人ひとりに向き合うより良い保育を行ってまいります。

「質」の高い保育

今現在提供している英語サービス、保護者負担が少ないサービスなど、サービスは一度形を作ってしまうと追付いする同じようなサービスが出てきます。今時、英語で保育なんていうのは巷ではザラにあり、「やれ、次は小学校でプログラミングが導入されるから、プログラミングを学べるサービスを導入しよう!」となるわけです。

ですが、大切な事は保育の「質」であり、「質」の高い保育を提供する事が保育園としての存在価値であると私は思います。くれぐれも「自宅から近いから。」なんて理由で保育園を選ばないでください。大切なのは保育園が、当たり前にすべき保育の質の担保をしているかどうかです。是非、保育園は見学して下さい。そして、質問を沢山投げかけて下さい。

今時、インターネットには沢山の情報が載っています。「保育園 選び方 ポイント」みたく検索してください。

私が思う重要ポイントをいくつかお伝えしますと

□電車遅延や急な残業など、トラブルに寛容か
□発熱時などのお迎え要請の対応・保育園での対応、ルールはどうか
□準備品や持ち物の多さはどうか
□オムツの持ち帰りがあるのか
□行事での保護者の役割はあるか
□受け入れ人数と部屋の数は適切か
□散歩の頻度はどうか
□保育士の子どもへの接し方や言葉づかい、注意の仕方にどう感じるか
□保育士の人数と内容(資格や補助保育士の有無、キャリア・経験年数)は如何か

となります。

当園でも保育の「質」を高め、担保していく為に色々な事を行なっておりますが、それはまたの機会に。

※おかげさまで、当園は開園1年半にて定員満枠となっており、Waiting Listにて入園をお待ち頂いている状態です。それもこれも日々、当園の保育方針にご理解頂き、保育運営にご協力頂いている保護者の皆様のおかげ(と、当園で働く保育士のみんなが日々、悩みながら子どもと向き合ってるおかげ)と切に感じております。

見学のご要望御座いましたらいつでもお問い合わせ下さい。ただ、心苦しいですが、直ぐの入園は難しいかと存じます。。

日々の試みー保育の質の向上を目指してー

Kids Land まほろばではお誕生日会を毎月開催しております。対象となる園児はその日は主役!インタビューを英語で受けたり、大好きなパパ・ママが側でみてくれていたり!ご飯をパパママと一緒に食べたり!

大切な誕生日だからこそ、親子の繋がりをもっともっと強くして欲しい。そんな思いがあり、誕生会には保護者もご招待します。日常保育では連絡帳のやりとりで実際の保育現場を見てもらう事ができません。だからこそ、どういう風に保育園で過ごしているのか、どういう友達と仲がいいのか、どういうご飯を食べているのか、どういう保育士先生がいるのか、を保護者に感じてもらう絶好の機会となります。

昼食を完食してとびっきりな笑顔と空のお皿を自慢げに見せるこどもとそれを見て優しい眼差しを送る保護者の表情。この瞬間を見るといつも心暖まります。だからこそ、当園では保護者の方にも同じ昼食メニューをその日は提供しています。

そういえば、9月10日に行われた県の監査の通知が来ました。
指摘事項は特にないようで。結果は愛知県HPにも記載されるそうですよ。(12月頃)

監査通知

保護者様、ならびに関係各位の皆様へ

日ごろはKids Land まほろば保育園運営にご理解とご協力をありがとうございます。
まほろばの園外活動と散歩についてお知らせします。

子ども達の成長と発達に合わせて、お散歩カーや徒歩で散歩に出かける機会を取り入れています。目的地は玄関出入口に掲示してありますように、「藤池公園」「如来山公園」のコースを基本としています。どちらもまほろばからは近く、往復の距離や時間を考慮したコースとなっています。ただ、コースの中で危険な箇所がいくつかあります。保育園玄関出入口に危険な箇所を記載しお知らせしていますのでご参照ください。あらかじめ危険な内容や回避の手段は全スタッフで共有しています。また、スタッフの役割分担を決め、「戸外活動実施マニュアル」に基づき事前に打ち合わせをして出かけています。

先日の大津市の交通事故の報道を受け、再度スタッフへの安全確保の徹底について打ち合わせを行いました。今後も子ども達が事故に巻き込まれないよう細心の注意を払って散歩に出かけていきます。
何かご不明な点がありましたら、事務室までお声掛けください。よろしくお願いします。