児童育成協会に対して、以前から感じていた違和感を送りました。
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平素より企業主導型保育事業ではお世話になっております。
世間では複数の虐待事件がニュースを賑わせており、保育に携わる一人として、大変悲しい思いをしております。また、同時に他人事ではない危機感を覚え、保育の質向上を底上げする事が喫緊の課題であると認識しております。
今回のような虐待は保育の根幹を揺るがす事であり、保育士にとっても保育園にとっても大きな問題です。不安を抱えるスタッフに安心して保育に向き合ってもらうにはやはり、研修を行い、向き合ってもらう事が大切だと感じております。
保育業界においてキャリアアップ研修や諸々の研修する機会がありますが、現実問題として保育業務があまりにも過多になっており、園として職員に研修を受けてもらう機会が与えれない状況にあり、独自の取り組みにも限界を感じております。
例えば、職員全体で研修を行いたいと考え「一日研修を行いたい」と考えても、現時点でのルールでは園都合の休園扱いとなり、開所日(当園であると週6日)に反しているとの事で補助金額に影響が出てくる事となります。また、園の休みである日曜日や祝日に行う事も考えましたが、園の運営の殆どは補助金で賄われる事となり、休日手当など人件費を考えると余裕はありません。それに加えて、保育士の休みを利用する事となり、保育士にとっても負担となります。
この現状を変えるには抜本的な保育業界全体で今一度制度について考え直すべき時期なのではないかと考えます。
起こった事に対して、現時点での制度を説明する事も大切ですし、子供の命を守り、最善を保障する保育園でいるのは当たり前です。その都度振り返りを行う事は重要ですが、保育の質を向上できるような制度に変えていく事がより重要だと感じます。
研修の為の休園は保育園都合なのでダメです。ではなく、保育の質向上の為に休園し全体研修を行いなさい。が本来あるべき姿ではないでしょうか?
その為に働く保護者には迷惑をかけますが、保育全体が良くなる為であれば喜んで理解頂けると想定しております。
今一度、改めてご検討頂けますと幸いです。
末筆ながら、企業主導型保育事業がこれからの保育業界においてリードできるような事業でいれるよう今後も引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。